熱中症の判断基準
気温や湿度が高い工事現場での作業環境の中で、この様な症状が見られた時は熱中症が疑われます。
- 立ちくらみ、筋肉のこむらがえり、体に力が入らない、ぐったりする、呼びかけへの反応がおかしい、痙攣、真っ直ぐ歩けない、体が熱い等
軽い症状は
- 立ちくらみ、呼吸や脈が早くなる、唇の痺れ、だるさ、めまい、頭痛、吐き気等
- 大量の汗をかいて体内の水分と塩分が不足すると、足や腕、腹などの筋肉に痛みを伴う痙攣が起きる事があります。
工事現場での熱中症対策
- 朝食を必ず摂る。朝食は熱中症予防という点でとても重要な食事です。1日の最初に食べる朝食で水分と塩分をしっかり補給しておく事で熱中症を予防できます。オススメは梅干入りおにぎりとお味噌汁です。
- 作業時は最低1時間に1回の休憩(5分〜10分)をとる。
- こまめに水分、塩分の補給(スポーツドリンク等)
- 空調服を着用する。空調服は服の中に外気を取り込み、汗を蒸発させる事で大量の発汗を防止します。
- 充電式クーラボックスは外に持ち運び、作業場で水分補給できるためオススメです。(休憩所まで歩かなくて良い)
- 休憩時は現場休憩所のエアコン又は外部での扇風機、スポットクーラー等で風を浴びてください。
空調服を着用しての作業(フード付きは後頭部を熱から守ります)
充電式クーラーボックスは作業場で水分補給ができます。
熱中症の症状が出たら
作業員が熱中症の症状が出た場合は軽度でも迷わずに救急搬送してください。最初は軽度でも放置するとあっと言う間に重症化するケースもありますので注意してください。
NGリスト
- 熱中症の症状が出ているのに現場で休憩させる。
- 少し様子を見て良くなるまで待つ。
- 現場から一人で帰宅させる